北奥羽地域は、産業、経済の開発、発展に不可欠の自然環境に恵まれながらも、社会資本が十分に整備されないまま推移してきた。
しかし、平成22年12月には東北新幹線が全線開業したほか、東北縦貫自動車道八戸線は八戸・青森間における整備促進が着実に進み、八戸・久慈自動車道を含む三陸沿岸道路は「復興道路」として令和3年12月に全線開通となるなど、高速交通体系の整備が進められてきている。
また、平成23年3月11日に発生した東日本大震災においては尊い人命が失われるとともに、各種都市基盤施設も甚大な被害を受け、現在、各種復興事業が進められているところであるが、今後も、震災の経験と教訓を生かした各種都市基盤の整備、防災機能の強化が必要である。
このような状況のもと、各種基盤の整備、充実とその活用を促進するとともに、関係市町村が相互の連携を深めることで、活力ある地域を実現していくことが、これまで以上に重要である。
ついては、経済・社会情勢の変化に対応しつつ、地域特性を活かした一層の振興を図るため、次の事業を実施するものとする。